Electoneもタッチを気にする時代。
月曜にエレクトーンのレッスンをやるたびに思う事でして。
僕が昔ヤマハの教室で触っていたエレクトーンは、現在のものとはエライ違いです。
音色は当然別物だけど、楽器を弾く立場としては"タッチセンス"がつくのが一番の違い。
タッチセンスがつくという事で表現力が格段に向上したのは事実。
しかし弾く側が進化したかというと…。
今までオルガンの延長線上で弾いていた人にとっては、ある意味余計な機能かも。
指の力の入れ具合にバラツキがあると、ちゃんと音が出ないからね。
ピアノをマスターするのと同じような作業を
今のエレクトーン奏者はやらなくてはいけないのだから、
ピアノだけを弾く人よりもそりゃー大変です!
右手・左手・足鍵盤にボリューム/エクスプレッションペダル。
楽器自体がコンピュータ制御なので、理系的な頭の使い方も必要。
それに音色毎に「元になった楽器の特徴」も知らなきゃね。
よく「音はトランペットに似てるけどフレーズがおかしい」
‥なんて事が結構頻繁にあるものです。
これはシンセサイザーを弾く上でも同じような傾向にあります。
何らかの狙いがあっての使い方ならともかく、
知らないのがバレバレみたいな演奏は聴く方が冷めちゃうよ。
せっかく今のエレクトーンにはタッチセンスがあるんだから、これを利用しない手は無い。
ただし、"利用しよう"と思ったらピアニストばりのトレーニングが必要だね。
あ~、大変だー。
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