何とか間に合った‥。
泣いても笑っても、今日が最後。
どんな塩梅か心配しながら南武線に乗って行きましたけど、
土曜レッスン後の日・月でかなり頑張ったようで、
だいぶ止まる所が減っていました。
でも、ノーミスで完走まではもうちょっと…。
Aメロ・Bメロ・サビの3セクションに分けて、
何度も弾いてもらいます。
Aメロは曲のレッスンを始めた3月から弾いているから、
まぁまぁ止まらず弾けるんだけど、Bメロとサビがねー‥。
純粋なピアノ曲と違って歌メロだから、
メロディをスムーズに弾くのが難しいんです。
普通ならある程度"ゆる~い決め事"でも大丈夫だけど、
今回の曲は"絶対にこの指使いで!"と
ガチガチに決めて弾かないと上手く行かないんですね。
…で、習っている生徒さんですが、
ハッキリ言って指使いを決めて弾くのがあまり得意ではない(泣)。
とりあえず勢いで弾いてしまうから、
親指の連打(?)等のムチャクチャ奏法になりがち‥。
特にサビはもの凄い事になってまして、
これは何としても直さねば─‥と思った訳です。
生徒さんは嫌がりましたけど、仕方ありません。
キッチリ「ここは○○指で」と指定して、練習を繰り返します。
何分弾き続けたでしょうか。
とにかく沢山弾いているうちに、徐々に指使いが手癖になってきました。
A・B・サビをセクション毎に弾いてもらうと、一応は流れる様になってきました。
しかし全体を通して─となると、それはちょっと…。まだまだです。
"これはさすがにヤバいかも"と思い、
『この曲は大丈夫だよね?』と振って、2月の段階で
既にOKを出していた「ピアノ小曲集」収録の1曲を弾いてもらいました。
ところが、この曲もちょっとヤバイ(泣)。
左手の伴奏パターンがあやふや。
緊急避難のつもりで弾いてもらった曲も、練習が必要でした。
万策尽き、呆然としていると、
生徒さんが「もういい」と言って、発表会用の曲を再び弾き始めました。
僕は何も言わずに放ったらかしにしていたら、
だいたい10分位でしょうか、
頭から終わりまでの通しを何度も何度も試みています。
ホント黙々と弾いています。
さすがに危機感を抱いたんでしょうか。
もの凄い集中力です。
人間、追いつめられると凄いね!
そして10分たった頃には、明るい兆しが見えてきました。
まだ完璧とは言えないけれど、
あと3日間練習すれば本番に間に合うくらいの出来。
あ~、ホッとした。
今日の生徒さんが一番心配だったんだよ。
小学6年だし、ここらで何か「出来る」って
自身を持って欲しかったのでね。
補習をやった甲斐がありました。
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