「大晦日・二大決戦を斬る」
明日大晦日はいよいよ二大決戦!
格コラを書かなきゃイカンでしょう。
今月は12/10に藤田ネタを書いただけだから、
いつもの切れ味(笑)でいけるかどうかは分かりませんが、
PRIDE/Dynamite!!の私的見どころを
書ければイイな~‥と思っております。
3度目の大晦日激突となる「PRIDE男祭り」と「K-1 Dynamite!!」。
世間に対し常に話題を振りまいてきたのは「Dynamite!!」。
試合内容や技術の高度さ・選手のレベルetc.
純粋に試合を見れば、PRIDEが上でしょう。
でもね、大晦日にTV観戦する人は、
"普段格闘技を熱心に見ない人"の割合が圧倒的に多いハズ。
・話題になっている。
・スポットCMで良く見る。
・紅白以外の選択肢。
これらの理由で見る"一見さん"を満足させる大会を
常に提供してのはPRIDEではなく「Dynamite!!」だと思います。
過去2回の視聴率戦争に負けた「PRIDE男祭り」は、
今年ついに"役者・格闘初心者"金子賢の出場という
禁断の果実を口にしてしまいました。
あっ、禁断の果実とはいってもですねー、
決して悪い事ではないと思うんですよ。
普段真剣勝負をうたい文句にナンバーシリーズ(PRIDE.○○)や
PRIDE GPを開催しているからといって、
大晦日も同じ事をしなくたってイイんです!
ハッキリ言って男祭りのメイン「小川直也vs吉田秀彦」は、
世界最強を決める戦いではありません。
現王者・ヒョードルが絡んでないんだから。
─でも、話題性は十分。
曙 vs ボビーに本気で対抗しようとする姿勢は見受けられます。
3度目の対決ではじめて、
「PRIDE男祭り」と「K-1 Dynamite!!」は同じ土俵に立ったと言えます。
『 vs 紅白』という土俵にね。
さて、概念的な話はこの位にして、
"私的"注目カードについてコメントしていきましょう。
まずは放送時間の長い「PRIDE男祭り」から。
5時間以上のOAとなると、こんなカードも必要なのでしょう。
「ジェームス・トンプソンvsジャイアント・シルバ」
これは笑いをとりたいのでしょうか?
カードを見ただけで力が抜けるというか…。
大晦日にピッタリですね(笑)。
勝っても負けても、シルバのデカさにお茶の間は圧倒される事でしょう。
お茶の間向きのカードとしては
「桜庭和志 vs美濃輪育久」もオススメ。
紅白を見ずとも、衣装対決が見れますぜ。
相手がなかなか決まらなくて仕方がなく決めた割には、
これまた大晦日にピッタリのマッチメイク。
両者の体格差だけが気になりますが…。
まぁそれも大晦日っちゅう事で。
「エメリヤーエンコ・アレキサンダーvsパウエル・ナツラ」
ウーン、微妙。とりあえず時間調整用かな。
「瀧本誠vs菊田早苗」
瀧本の進退がかかる一戦ですね、大晦日なのに…。
きっと菊田に完封される事でしょう。
柔道技でいっても仕方がない。打撃でどうにかしなきゃ。
でも完封されると思うよ。
「金子賢vsチャ-ルズ・“クレイジー・ホース”・ベネット」
金子に対し、ベネットがどれだけ"役者"になれるか。
もうこの一点につきます。
ハッキリ言って、金子賢が勝てる要素は一つもないでしょう。
誰が見たってそうです。
・彼にボビーのような破天荒さがあるとは思えない。
・格闘初心者が技術でチョコチョコ攻めても、勝てるはずがない。
そんな当たり前の思考をベネットは
ぶち破ってくれるのではないかと、密かに期待しているのです。
何となくベネットは"あわや‥"的場面を
つくり出してくれるんじゃないかな~‥と。
例えば昨年のボビー vs アビディで、
グラウンドで下になったボビーが逆転する様であるとか、
試合結果とは別に「盛り上げ所」ってのはあるんですよ。
あの試合はボビーが勝って最高の形になったわけですが、
もし破れていても「盛り上げ所」の印象は見る者の心に残るハズ。
それこそが大晦日という特別な日に相応しい試合。
「金子 vs ベネット」と比べては申し訳ないと思うけど、
「近藤 vs 中村」「ミルコ vs ハント」「瀧本 vs 菊田」は
普段のPRIDEでやってくれって感じ。
わざわざ大晦日にやるカードかな~?
えー、「PRIDE男祭り」に関してはこの位にして、
「K-1 Dynamite!!」の"私的"注目カードを。
まずグダグダ感タップリのカードは
「ジェロム・レ・バンナ VS アラン・カラエフ」。
スタンドでジェロムのパンチが
クリーンヒットすればスカっと終わるでしょうが、
もしグラウンドの展開になったら、それこそ最悪の事態。
無駄な15分を過ごす事になるでしょう(笑)。お気を付けくださーい。
次に「武蔵 VS ボブ・サップ」。
武蔵はまず真っ当に打ち合うハズがないので、
一見の皆様は鬼ごっこだと思ってみて下さい。
同じK-1ルールの試合でも、
「シュルト vs ホースト」とはまるで違う世界が
展開される事でしょう。乞う御期待。
「魔裟斗 VS 大東旭」
これは惨劇の匂いがプンプン。
多分魔裟斗はパンチだけで勝てるね。
1R持ったら大したもんだ。まぁ無理でしょう。
気分は"竹下景子さんに全部"。いや、はらたいらさんに‥かな。
「須藤元気 VS山本“KID"徳郁」
スミマセン、どノーマルなカードで。
誰がどうみても大会の看板ですからね。
"私的"注目カードとしてあげるのが恥ずかしいんですけど、
このカードほど話題性と中身が伴ったカードはございません。
勝敗予想は無理なので、控えさせていただきます(笑)。
あまりに長い格コラになったので、最後にこのカード。
「曙 VS ボビー・オロゴン」
プロレス修行を積んだ曙。今年は違うよー!
何が違うってあなた、
"受け身"を覚えたんですよ!
ボノが言うには、
『vs ホイス・グレイシーの時は
倒されただけでもダメージがあった』そうです。
そりゃあね、相撲では倒されない稽古をずーっとしてきたから、
倒れた後の対処法を知らなかったんだな。
それが全日本プロレスの巡業に同行するうち、
バックドロップで投げられても平気になりましたからね。
もともと柔軟な体だし、受け身でダメージを最小限に出来れば、
グラウンドで対処する余裕も出来るハズ。
僕としては、プロレス大賞・新人賞を受賞した曙に
ぜひ勝ってもらいたいな~と。
大晦日といえば「曙、大の字」というイメージを、
今年こそ一新して欲しい。
来年「新日1.4・東京ドーム」に参戦が決定した事だし、
ここは一つ、箔を付ける意味でも
勝って年越しをお願いしますよ!
なんか最後は曙応援になってしまったな…。
とにかく明日の二大決戦には注目です。
以上、格闘コラムでした。
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