格コラ・今更ながら「秋山vs桜庭」を斬る。
控え室での待ち時間が長いのだよ…。
久々‥ちゅう事で、格闘コラムをアップしますね。
ホントは大晦日のDynamite!!について
いろいろ書きたかったんだけど、
微妙に時期を逸してしまっていて…。
でもまぁ、世間を賑わせた「秋山vs桜庭」についての
疑惑に一応の決着はみたんで、
僕なりの見解を書いてみますね。
ちょうどカウントダウンライブがあったり、
八戸&仙台に出かけていたんで、
きちんとVを確認したのは1/3に川崎に戻ってから。
ネットの情報をシャットアウトした状態で見たんですけど、
タックルをすり抜ける秋山の動きを見た瞬間、
これはおかしい…と。
確かに裸足とシューズを履いた状態を比べたら、
そりゃあ裸足の方がタックルを切りやすいけれど、
それにしたってあの抜け方はないでしょ!
どうみても何か塗ってるって思いましたね。
正直、今にして思えば、
ミドル級トーナメントでの
vs永田戦もおかしかった様な気が。
オリンピック銀メダリストのタックルは、
そう簡単に切れないでしょ。
…っていうか、切れないから
油を塗ってスタンド勝負に持っていったのかな。
柔道着をつかまれるリスクを避け、
なおかつ油で滑ってつかまれない…みたいな。
"柔道最高"と言っている割には、
余程寝技に自身がないのね~。
嗚呼、情けない。
だって、オリンピックであれだけ
実績を残している吉田でさえも、
ピークを過ぎた状態では
ホイスにイイ様に遊ばれてしまうし。
現役バリバリの滝本にいたっては
総合に向いてないって感じですよ。
中村はまぁ微妙…。
結局いくら柔道で実績を残そうとも、
"総合格闘技"という競技は別物。
UFCの初期の様な、総合の黎明期と今は全く違うんです。
異種格闘技ではなく、
"総合"という格闘ジャンルになってしまったのでね。
「競技 vs 競技の腕試し」の要素はすでに無いのですよ。
TBSとFEGは、秋山をどうにか
スターにするべく尽力してきた訳ですが、
やはり作られたスターは脆いですよ。
ホントの強豪を倒さないままに
"世界王者"になってしまったのだから。
PRIDEではここ最近勝ち星に恵まれていないとはいえ、
4点ポジションでのヒザ蹴り禁止のHero'sでは、
桜庭の実力は秋山にとって脅威であったはず。
結局これが反則のクリーム使用に走らせた原因ですよ。
弱いんですよ、気持ちが。
自信がないんですよ、彼は。
僕はね、ミドル級決勝のvsマヌーフ戦を見たとき、
秋山の今後に期待しました。
これはホントの話。
あの鮮やかな決めっぷりを見るにつけ、
今回の反則が残念でなりません。
なぜに真っすぐな気持ちで試合に臨めなかったのか。
そんなに負けるのが怖いのか。
勝つ為には、バレなければ何をやってもイイのか。
一部ではグローブに何か仕込んでいたのでは─といった
疑惑も出てますけどね。
真偽の程はよう分からんけど、
本来あるべきグローブのスポンサーロゴが無かったのは確か。
まぁとにかく、やってはいけない事をしてしまった。
しかも、格闘ファンに最も好かれているであろう桜庭選手相手に。
これでは見る者全てを敵に回しても仕方がないか…。
不二家の例を見る間でもなく、信頼回復の道は険しいぞー。
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