LESSON DIARY 2007/2/11 「久々のLesson Diary」
Blogを全然アップしてなかったので、
いろいろご心配をおかけしている様ですね…。
スマンのうー。
最後にBlogをアップしたのが1/21。
NOAHの武道館大会の模様を書いたんでしたね。
ここ最近はですね、レッスンやライブで忙しい日々を送りつつも、
HPにちょこちょこ手を入れたりしてました。
皆さん、気がついてます?
例えば「Lab」の機材紹介のデザインを変えたり、
年末からワタクシの新たなメインマシンとなった
「iMac Intel Core 2 Duo」の紹介を書き足しました。
iMac G4/800の故障話を織り交ぜつつ。
えー、Blogはアレですけど(笑)、
手を入れるついでにHPを見直してみたんですね。
採譜の鬼とかLesson Diaryとか…。
最後の更新からはかなり時間が経ったものばかりなんですけど、
なかなかどうして、自分でも面白く読めるんですよ。
かなり突っ込んだ内容を書いているから、
なんていうのかなー、文章が"熱"を持っているんですよね。
採譜をガシガシやっていた頃に書いていた「採譜の鬼」は、
僕の耳で捉える音の感覚を何とかして伝えようとする
気持ちがこもっていますよね、言葉に。
自分で言うのも何ですが‥。
書いていた当時とは、音に対しての感覚が
変わってきている気がするんで、
今新たに書き始めれば面白いかもしれません。
またLesson Diaryに関して言うと、
よくもまぁ事細かに描写しているな~と。
今と比べてレッスン本数が少なかったから
書けているのもあるんでしょうが、
理由はそれだけではない気がします。
発表会をやるようになってからは
ある程度レッスンの方法論が出来上がってきたけれど、
それ以前は試行錯誤の連続でしたからね。
でも、教える事に慣れたからといって
試行錯誤が無い訳がないじゃん。
ただ、書くのが面倒くさくなってしまっただけなんだよね、きっと。
正直、Macに向かっている時間は長いんです。
ピアノを弾く・本を読む以外は
Macと顔を突き合わせている訳で、
何かしらHPにアップしろっちゅう話ですよ!
‥と長い前置きはこの位にして(笑)、
久々にLesson Diary─。
今週のレッスンは、主に左手で弾く
「コード:和音」について意識させる様に教えてみました。
レッスン中に多用した例えは、
絵で言えば「鉛筆等で書く輪郭線」は「右手のメロディ」。
「色づけ」は「コード」。
譜面に書かれた通りに音符を追って弾くのではなく、
"色彩感"を持ち、色を感じて弾く事が大事だよ…と
言い続けた一週間でした。
"色彩感"を身につける為には、
コード進行やサウンドの雰囲気から
「曲の方向性」を読み取り、
自分で考えて弾く事が重要です。
僕のレッスンではおなじみなんですが、
レッスン中に「その場でアレンジ」してしまう事があります。
生徒さんが弾きたい曲がクラシックで無い場合、
市販の譜面を極力使わないんですね。
売り譜の出来が良くないので、
譜面通りに弾くくらいなら、メロディだけ残して
アレンジは即興でつけてしまおう…っという寸法です。
ちょうど譜面作成環境を、
長年連れ添った(?)
「OVERTURE」(with iMac G4[OS 9起動])から
Intel iMacで走る「Finale」に移行したばかり。
入力&編集の手順を覚えるべく、
「メロディ&コードネームのみを書き込んだ大譜表」を
レッスン用に制作。
生徒さんに最初にやってもらうのは、
コードネームの解読です。
※ピアノを習っている人の大半が、
コードネームについてよく分かっていないので、
解読作業が必要なんです。
コードネームが示す
和音の構成音を階名で書き出し、
その音を並べ方を
「左手で弾きやすいように」再構成していきます。
この作業が結構大変!
ギターだと楽なんだけどねー。
ただポジションを知っていれば済む問題じゃないからさ。
転回形を理解していないとヴォイシングを組めないんです。
左手で弾く音程・ポジションが決まったら、
伴奏のスタイルを考えます。
メロディはそのままでも、
リズムの刻み方次第でアレンジはガラッと変わりますよ。
左手のスタイルは、曲調に合っていれば
どんなものでもイイんですけど、
どんなパターンのアレンジであっても
必要になるテクニックが「アルペジオ」。
普通アルペジオというと、
"好きにならずにいられない"の様な
6/8系のアレンジを思い浮かべがち。
でもね、スタッカートで刻もうが何しようが、
和音をバラで弾いている時点で
「アルペジオ」のテクニックを使っているんですよー!
"タラララララ"みたいな弾き方は(例えば「ドミソドソミ」)
バラードでしか使えないかも知れないけど、
一つの技術として身につけておけば、
どんな弾き方でも出来るハズ。
ストロークプレイ以外は、全て。
コードのポジションを覚え、
刻み方を考えられさえすれば、
誰だってメロディ譜(メロ&コード)で弾けますよ。
もし、10年以上ピアノを習っているのに
メロディ譜で弾けないのであれば、
それは教育が悪い(笑)。
楽譜の通りに弾く事しか教えてこなかった音楽教育がね。
だって、考えてもみて下さい。
模写しか許されない絵画なんてありますか?
お手本通りしか許されない書道なんてありますか?
そんなの無いでしょ?
しかし、ピアノの世界には存在するんですよ、
そんなレッスンが。
…っていうかそんなレッスンだらけ!
創造性のへったくれもないぜ。
こちとら、小1で耳コピー、
2・3年で作曲をはじめてるんじゃ。
普通のレッスンじゃ物足りないっつーの。
おっ!、久々に毒づいてまんな~。
やっと切れ味がもどってきたみたいだ。
なんか知らんけど、
戦っていないと僕じゃないんだよな~(笑)。
やっぱりこういう気持ちがないとダメですよ。
あっ、もうこんな時間だ。
また書きますね。
これからは出来るだけ更新しますンで、ヨロシクです!
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