PRIDE.27雑感
PRIDE.27の中継を見てからじゃないと書けないのでね。
全部の試合について書くと長くなるので、
メインのミルコ VS ウォーターマン。
ウォーターマンの攻めをガードポジションでミルコが凌ぐ展開。
この時のミルコの対処の仕方が上手い!
普通相手が上になったらガンガンパンチをもらいそうなものだけど、
ウォーターマンの手をミルコがしっかりコントロールしていたからね。
結構打っていたけど、マトモに当たったパンチは一つもなかった。
これは凄いと思う。
総合のセオリーはと言われれば、殴られるのを嫌がって
相手に背を向けた所をスリーパーで絞め落とすのが常。
ところがミルコの場合、グラウンドでパンチをもらわないから
背を向くという事がないのね。
それどころか絶妙な足の使い方で
ウォーターマンのバランスを崩しつつ、
「ここぞ」のタイミングで素早く立ち上がり、
そこからはミルコお得意の展開だ!
でもね、キックの人が総合の舞台で
ハイキックを使う事は、本来なら自殺行為な訳。
思いっきりスキが出来るし、足をつかまれて倒されたら終わり。
みんなそれが怖くて蹴りにはいかない。
ところがミルコは、徹底したガードポジションの練習を積んでいるから、
「倒されたらどうしよう」なんて考える事無く、
思い切った蹴りを放つ事が出来ます。
いわゆる"モーリス・スミス戦法"ってヤツ。
ここで"体で覚える"につなげますけど(笑)、
今までやってきた打撃の反復練習。
それと総合の世界で生きていく為の
グラップリングの練習(主にディフェンス)。
繰り返しトレーニングを積んで自分のものにした人にはかないません。
腕試しで出てくる"某・中西(永田)"のようなレスラーとは訳が違う!
彼らは同じリングに立つ資格は無いよね。厳しい言い方だけどさ。
それはセルゲイ・ハリトーノフ VS LAジャイアントにも言える事。
体が大きいだけのLAジャイアントと、ロシアから初参戦の
ハリトーノフには大きな差がありましたね。
ベースが出来てる人と入り口に立ったばかりの人の差は大きすぎた。
ただ、勝負事というのは分からないもので、
マーク・ケアー VS 山本宣久の様な事も起こりうる訳ですよ!
ほとんど「自爆」というか、ケアーにタックルされた山本が
何故か勝ってしまうなんて…。あり得ないー。
(偶然の一撃に「DDTが決まった」と言っちまう山本はどうだろう?)
だから面白いよね、格闘技は。
※明日からはアップの時間が変わるかもしれません。
夜書くとシンドイので、今週は
「次の日の朝」に書くようにしようかと思ってます。
"ターザン山本"の真似です(笑)。
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