だいぶ体調も戻る‥。
雨だったので出張レッスンもバス移動。
楽な事は楽だけど、雨で混雑する分結構立ちで乗る時間が長いね。
今日のレッスンでも5線紙を活用。
前回まではバーナムで弾いたものを譜面に書き出してもらう練習をしていたけど、
もっと実践的というか、こちらが鳴らした音なりなんなりを
すぐ書いてもらうやり方にしました。
この方が時間が短くて済むし、効果も高い‥と。
"バーナムの課題を再現"だと書く時間が掛かりすぎて弾く時間が無くなるのでね。
やっぱり「ピアノレッスン」としては、それはマズイ。
だから、僕が真ん中のファの音を弾いた後にすぐ書き取らせたりね。
"そのファをヘ音記号で書いたら?"とか次々に質問して、パッと頭を働かせます。
今日は生徒さんの希望で、音楽の授業で礼をする和音を教える事に。
あの「ミ・ソ・ド」「レ・ファ・ソ・シ」「ド・ミ・ソ・ド」ってヤツを。
なんか生徒さんが、学校では"とっても弾ける人"という
イメージを持たれているみたい。
いろいろ音楽の時間でも弾かされるようです。
譜面を書いてあげて、鍵盤の押さえかたを教えるのはそりゃー簡単だけど、
僕が譜面にしてしまったら本人の為にならないでしょ?
そこで今回取った方法は、まず転回している和音を元に戻した状態で教えること。
「ド・ミ・ソ」「シ・レ・ファ・ソ」「ド・ミ・ソ」
あっ、「シ・レ・ファ・ソ」が「ソ・シ・レ・ファ」じゃない‥なんて
ツッコミはしないように。
「ド・ミ・ソ」からは「シ・レ・ファ・ソ」しかつながらないから。
まあそれはイイとして、「ド・ミ・ソ」「シ・レ・ファ・ソ」「ド・ミ・ソ」を
自分で記入してもらって、それを当たりかハズレか教えます。
そうして基本形が出来上がってから、
「ド・ミ・ソ」を『ミ・ソ・ド』に、「シ・レ・ファ・ソ」を
『レ・ファ・ソ・シ』に転回させます。
これも当然自力で書いてもらいます。
さらに最後の和音は、「ミ・ソ・ド」じゃなくて
『ド・ミ・ソ・ド』になる理由を教えます。
簡単な和声の原理ですね。
こういう事を難しくはないようにダマしながら(笑)話してきかせます。
「レ・ファ・ソ・シ」のそれぞれの音が向かって行く先はどこにあるか‥をね。
一応書くと「ファはミに、ソはそのままソで、シはドに」という行き先が有る訳です。
すると「レ」の行き先は無くなる訳で、仕方が無いので「ド」を増やして
そこに行ってもらいます。これが和声の基本。
僕のレッスンでは、いくら小学生相手でも手を抜かず、
逆に音楽する力の手助けに鳴る事であれば早めに教えます。
ハーモニー感覚は早く持つべきだろうね。
すぐに分かるかどうかは別として、こういう話をしておいて損はないでしょう。
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