1人で弾くのもバンドで弾くのも。
特定の曜日を決めてない方からのメールがあり、AM10:00からレッスン開始。
バーナムと曲のレッスンで、1時間はアッという間です。
教えているうちにいろいろ思いつくのでね。
"アレを教えよう"などと事前に考えていても、
レッスンが始まって見ると全然違う方向に行ったりします。
いつもはバーナムで基礎練をやっていますが、
前回のレッスンあたりから"ハノン"を少しやってもらってます。
バーナム-1も終わりに近付いてきて、このまま2に進むのもどうかな~というのがあってね。
別にバーナムが良くないって事は無いけど、練習曲の傾向が似通ってしまうのが気になる。
そろそろ違う事をさせたいな~と思った時、やっぱりハノンだ‥と。
ピアノを弾く姿もサマになってきているし、
あとは「タッチのパワーアップ」と「運指の強化」がテーマだと考えました。
ピアノをもっと鳴らす為には、指の筋力が必要。
─‥とは言っても、握力があるだけじゃダメですよ。
鍵盤を叩くフォームで力が出なければ!
パワーをつけるにはハノンが一番。
それと「運指の強化」にもハノンは最適です。
スケールはもちろん、"第一部"の5指を鍛えるフレーズを弾く事で、
指の動かし方・運指のパターンが見えてきます。(6度の幅の時の指使いとか‥)
これをやっておくと、曲を弾くときに妙な指の運びをしなくなります。
スムーズに動けば音をハズす事も無くなるし、
譜読みの後の練習時間を短くする事が出来ます。
僕はねー「曲の練習時間」は出来るだけ短時間で、基礎練は長ーくがモットー。
あくまでも基本の動きがしっかり出来ていれば、
曲を弾くときに手の動かし方を確認する必要がありません。
だって、一曲弾く毎に「弾く為のテクニック」を練習してたらキリが無いでしょう?
譜読みをしながら技術を同時に磨こうだなんて、どうかしてるよ。
ちゃんと基礎練の時間をとって、指を思い通りに動くようにしてから曲をさらった方がイイ。
午前のレッスンが終わり、午後のレッスン3本をやった後、下北沢でバンドの合わせです。
僕はスタジオに入る前、曲の練習はほとんどしませんね。
ピアノの練習はするけど、それはあくまでもピアノを弾く技術の為。
デモを聴きながらメロ譜を見る程度で、
"今日はこんな感じで弾こう"なんて考えません。
バンドでやるときは考えたって無駄。
DrumsとBassが決まり、その音が鳴りだしてから直感で弾けばイイんです。
あくまでもGuitarとPianoは上モノですから。こっちに演奏スタイルの決定権は無し。
その場での思いつきこそが価値があるというかね‥。
僕が基礎練を大事にしているのは、せっかく思いついたフレーズが弾けないようじゃ困るから。
理由はそれだけです。
思い通りにピアノを弾く為には、曲の練習よりもハノンかな。
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