信じるものは、上手くなる。
結局は「いかに信じ込むか」に尽きるのではないか…と思います。
今日のレッスンでやった事を、読者の皆さんにも少~しお裾分け。
12の長調と12の短調。
それぞれのKeyに多数のコード。
もうこれだけで音楽は複雑、ややこしいと思いがちです。
いっぱい覚える事があるように見えてしまいますね。
でもねー、音楽のルールって、もの凄ーく単純なのだよ!
和音には「トニック」「サブドミナント」「ドミナント」という、
たった三種類の役割しか存在しないんだから。
今月のDiaryでちょこちょこ書いてるけど、
ソルフェージュをやったり、移調させたりしているのは、
音楽の基本的なルールを覚えてもらう為なんです。
ハ長調で言えば、トニックは「ドミソ」。
これがト長調になると、「ソシレ」がトニック。
"ハ"→"ト"に上がる=5度上がる‥という事で、
「ドミソ」が「ソシレ」になります。
上記の説明で"ハァ?"って人。勉強がちと足りないようで…。
学校でも主要3和音って習ったでしょ。
えっ、授業中寝てたの? ダメだこりゃ(笑)
もう少し踏み込んで書きましょうか。
音楽には最低限、絶対必要な和音があります。
それが「トニック」と「ドミナント」です。
「サブドミナント」は優先順位的には少し下に位置します。
「トニック」と「ドミナント」。
この2つの和音があれば、一応曲の骨組みを作る事が出来ます。
例えば童謡の"ちょうちょう"で説明しましょう。
~ちょうちょう~
最初のちょうちょうは「トニック」。
ハ長調ならば『ドミソ』で伴奏します。
~ちょうちょう~
2回目のちょうちょうは「ドミナント」
ピアノのボイシングで言うと、『シファソ』。(本当の形はソシレファ=G7)
~なのはに とまれ~
最初のちょうちょうと同じく、「トニック」。
音楽というのは、メロディの音に応じて
「トニック」「サブドミナント」「ドミナント」の
たった3種類を使い分けるものなんです。ただそれだけ。
各調には、7つの音と同じ数の"7つの和音"がありますが、
初心者の方が全部覚える必要はナシ!
Key毎にたった3つの和音を覚えるだけでイイんです。簡単でしょう?
■トニック■
ハ長 → ドミソ=C
ト長 → ソシレ=G
ニ長 → レファ#ラ=D
へ長 → ファラド=F
変ロ長→ シbレファ=Bb
■サブドミナント■
ハ長 → ドファラ=F
ト長 → ソドミ=C
ニ長 → レソシ=G
へ長 → ファシbレ=Bb
変ロ長→ シbミbソ=Eb
■ドミナント■
ハ長 → シファソ=G7
ト長 → ファ#ドレ=D7
ニ長 → ド#ソラ=A7
へ長 → ミシbド=C7
変ロ長→ ラミbファ=F7
取りあえず5つにKey(#2つ、b2つまで)絞りましたけど、
この位は覚えようね! だって常識だもん。
─今更ちょうちょうなんて弾きたかねーや‥って人でもさ、
試しにいろんな調で弾いてみてください。
最初にハ長でやってみて、弾けたら5度上げて「ト」とか、
2度上げて「ニ」とかでね。
たまにマイナーにして、"悲しいちょうちょう"にしても面白いです。
とにかく余計な事を考えず、3種類の和音に限定して覚えれば、
きっと上手くなりますよ。
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