トニイホロヘ・ヘロホイニト
午後は3人の生徒さんをレッスンする日です。
午前中のはちょっと基礎練習(バーナム)が長くなってしまったね。
オクターブ・アルペジオの課題だから、難易度が少々高め。
前から思っている事だけど、
バーナムの「2」以降って必要なんだろうか?
僕はねー、「導入書」と「1」で十分だと思っているんですよ。
「2」からの課題を余裕でこなせる人には、
実際に曲を弾いてもらった方がイイだろうし、
一つクリアするのに時間が掛かる人には、
なにか簡単な練習曲でも移行してもらうべき。
ピアノに限らず、"自分の能力のちょっと上"くらいの課題をこなすのが、
一番効果があるんですよね。
最近お気に入りのハノンは、
スピ-ド調節で難易度を調節出来るのが良い所。
きつければ、ゆっくり弾けばイイ訳で。
譜読みに時間がかかるものを基礎練にしたって仕方が無い‥。
フジ子ヘミングさんも言ってたけど、
人生は短いのだから、バイエルなんかに時間を使ってる暇があるなら、
好きな曲を弾けば良いじゃないですか!
"練習の為の練習"をしたって仕方が無い。
ちなみに僕は、"練習の為の練習"をした事など一度もありませんよ!
これは断言出来ます。
目的がなければ練習なんてしません!
午後の出張レッスンでは、基本的な『トニイホロヘ』を伝授。
あのー、今のヤマハのレッスンでは教えて無いんですかね~?
生徒さんは聞いた事が無かったみたいなンで。
Diaryを読んでる方の中には、『トニイホロヘ』と聞いて
"何じゃそれ?"って人もいるかも知れないので、
一応書いておきますね。
『トニイホロヘ』は『トニイホロヘ・ヘロホイニト』で完結する、音楽の呪文。
「トニイホロヘ」は#の数。
「ヘロホイニト」はbの数。
#が1コならト長調。#が2コならニ長調。──
bが1コならヘ長調。bが2コなら変ロ長調。──
この法則を知らないと、エライ損だと思いますね。
もちろん曲を最後まで弾いてみて、
ドミナント→トニックを探し出して○○調だと分かるのも大事。
でもね、それだと初見能力に問題が…。
だって、曲を弾いてみないと何調かわからないなんて、
僕だったら不安で不安で‥。
"ドミナント→トニックを探す"なんて事をやるよりも、
取りあえず『トニイホロヘ・ヘロホイニト』を暗記しましょう!
短い人生を有意義に過ごす為です(笑)。
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