これぞ理想的‥。
この子は、今までの誰よりも僕と似ているかも知れません。
自分で音を探して弾くことが、既に出来ているのだから。
ピアノ‥というよりも音楽自体に興味があるのかも。
興味を持った曲の音程を確かめるため、弾くためにピアノを触る。
これは小学生になってから習いはじめた
生徒さんには、あまり見られない現象です。
バーナムでもバイエルでも何でもそうですが、
「テキストありき」のレッスンでは
なかなか生み出されないタイプでしょうね。
『譜面に書いてあることを忠実に実行する』
それだけを目的にしたレッスンからは、まず出てこないでしょう。
楽譜というものは、音を記号化したもの。
「演奏の再現性を向上させる」為だけに存在しますよね。
楽譜に書かれている通りに弾けば、作曲者が考えた通りの音がする。
確かに楽譜は便利なものです。
しかし、その便利なものに頼ることばかりしていると、
本来「耳」からの情報が優先されるべき音楽を、
「目」でばかり演奏するようになってしまいます。
それでは音感がつきませんね。(絶対も相対も)
では、何故僕には絶対音感が備わったのか?
僕の場合ですけど、ピアノを習いはじめた段階から
「聴こえている音にラベリング」をしていたからなんです。
●鳴っている音を鍵盤で探して、同じ音を弾く。
●ド・レ・ミetc.と音に名前を付ける。
この2つをやっていく事が、ちゃんとした音感をつける道なのですよ!
水曜日の生徒さんを見ていると、
僕がどうやって今の状態になったのかが、手にとるように分かります。
来年どの位伸びるのか。ホントに楽しみですね。
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