さよなら、中西百重‥。
レコーディングの日程が変更になった為、
リハの日も今日では無くなりました。
空いたこの時間を、僕は後楽園ホールで使う事にしました。
今日引退する中西百重選手のラストマッチを観るために‥。
このDiaryを書き始めた2003年5月に
チラっと書いているんだけど(2003/5/12)、
僕は中西選手のデビュー戦を見ているんです。後楽園でね。
─1996年7月14日。
96年は僕が全女を生観戦しはじめた年であります。
3/27の宮城・松島大会観戦を皮切りに、後楽園通いがスタート。
毎月必ず観に行っていて、7月の後楽園も当然足を運びました。
そこで目撃したのが、中西選手と高橋奈苗選手のデビュー戦。
ホントは高橋選手の為に用意されていたこの試合が、
山田敏代選手の欠場により、二人のデビュー戦に。
この時に見た二人の新人が、後の全女を支える事になるとはね‥。
デビューして間もなく、全女は倒産。
アルシオンやNEO旗揚げに伴い、選手の大量離脱があったんです。
メインイベンターがゴッソリ抜けた事で、
中西・高橋に加え、脇澤や納見(再デビュー)・藤井らが、
デビュー直後から主力にならざるをえなかった訳です。
倒産後の全女はハッキリ言って、9年近く経った今でも苦しい(泣)。
ホントは中西・高橋らの力量を考えれば、
もっとお客さんが入ってもイイはずなんだけど、
CXが全女中継を辞めてからは、悪い状況が続いています。
昨年12月に観に行った川崎大会の入りにしても、キツイですよ。
でもね、どんな状況でもMOMOとNANAの試合というのは
必ず来たお客さんを満足させるものだった様に思います。
ここ最近は地元・川崎の大会位しか観に行ってなかったんだけど、
今日はさすがに行かなければ!…と思い、後楽園に来ちゃいました。
久し振りに、東京からお茶の水乗り換えで水道橋へ。
弟とボクシングを観に来て以来だから、
プロレスとなると、何年振りか分からないよー。
チケット売り場に行くと、幸いにも若干残りがあったのでホっとする。
いくら最近のプロレスは客が入らないといっても、引退試合ですからね。
高い席から売り切れているのは、流石です。
後楽園側のマクド(関西人みたい)に行って、
食べ物を調達した後、開始10分前なので急いで戻る。
エレベータで5Fまで上る際、吉田万里子選手・玉田凛映さん(元選手)や
格闘女神アテナ担当だったCX森・桜井・藤村アナと御一緒する。
ホールの入り口には、意外にも垣原選手からの花が。
南側の席へと移動すると、ホール内は見慣れた顔がズラリ。
僕が女子プロを見始めた頃から知っている、
プロレス関係者のほとんどがいましたね。
なんか顔を見るだけでも懐かしさがこみ上げる。
さて試合ですが、中西選手は第一試合のミックストマッチで
えべっさんとのコミカルな一面を見せ、
復活・キッスの世界を挟んだメインイベントでは
素晴らしい試合を見せてくれました。
引退試合はデビュー戦と同じ中西vs高橋だった訳だけど、
9年近くの時間を経た重みというか、上手さというか、
この二人にしか出来ない試合だった様に思います。
デビュー戦ではMOMOの印象に圧倒されたけど、
今日はこれからも現役を続けてゆくNANAの意地というか、
心意気が印象的。
しかし引退試合というのは切ないですな~。
何分ワタクシも初めて「デビューから引退」までを見届けたもので…。
豊田や堀田らベテランが現役を続けて行く中、
MOMOが引退というのもねー。
まぁイイんだけどさ。
続ける選手は頑張ってほしいし、
引退する中西選手は、ホントにお疲れさまでした。
でも試合振りを観る限り、とても辞める選手には見えなかったけどね。
0コメント