ウィラポン、陥落─。
昨日はDiaryに書いた事の他にもいろいろとありまして、
だいぶ遅い時間に就寝。
寝てない状態でのレッスンはテンション高すぎ!
自分でも制御が出来んわ。
ついつい僕が弾きまくるレッスンに(笑)。
手が止まらないんだもん、仕方が無い。
まぁレッスンの内容的に裏目に出る事はなかったから、
良しとしましょう。
出張レッスンが終わってウチに帰ってからは、
楽しみだったボクシング観戦です。
ビールとつまみをお供に、
WBAミニマム&WBCバンタムの2試合を見る。
東芝RDでラウンド毎にチャプターを切りつつ‥。
今日の試合は、DVDに保存するのに相応しい試合ですよ。
ダブルタイトルマッチの2試合とも当たりだったからね。
しかも"絶対王者"ウィラポンが敗れるなんて!
もうビックリですよ。
今日のウィラポンは、正直言って
今まで見てきたウィラポンとは別人の様でした。
そりゃぁ辰吉に勝ってベルトを巻いてから、6年の歳月が流れた訳で。
36歳になったウィラポンは、
12歳下の挑戦者・長谷川選手の
スピーディーな攻めに翻弄されてましたね。
試合の後半で多少盛り返したものの、
前半をリードした長谷川選手にポイントで追いつけず。
あくまでも僕個人の感想としては、
ジャッジのポイント差はちょっと開き過ぎかな。
長谷川選手の攻撃が全てクリーンヒットした訳ではありません。
ただボクシングのジャッジには"攻勢点"という要素もあるので、
手数が多い長谷川選手をとったとも言えます。
試合後のインタビューでは「再起の意思」を表明したウィラポン。
まだまだやる気はある様ですが、
今日の出来を見ると、どうでしょうね?
もし今、西岡選手がウィラポンとやったら、
確実に勝てると思いますよ。
その位、全盛期と比べると落ちてるかなー。
いやぁ、伝説の終焉というのは呆気ないものですね。
突然こんな日が来てしまうのだから、
ホント、ボクシングは何が起きるか分かりません。
あと、もう1つのタイトルマッチにも触れておきましょう。
WBA世界ミニマム級タイトルマッチ
「新井田豊(横浜光)vs金在原」は、
新井田と金のボクサーとしての能力差が如実に表れた一戦でした。
大降りのフック系でガンガン攻めてくる金の攻めをかいくぐり、
左のアッパーを切れ味鋭くヒットさせる新井田。
もうこの攻防を見ただけで、新井田選手の勝利を確信しました。
1~3Rまではしっかりガードを固めて金選手のパンチを受け流し、
4Rではあえてガードを下げて金選手にエサをまきます。
ついついつられた金選手。
チャンスとばかりに攻めまくったら、一気にスタミナをロス。
4R頑張りすぎたせいで、5Rには動きがガクっと落ちてしまう‥。
この4~5Rの新井田選手の作戦は見事!
解説の浜田剛史さんは4R時の甘くなったガードを
しきりに指摘していたけど、僕は作戦だったと思いますよ。
ガードを固めるだけがボクシングじゃない。
あえて下げて攻めを誘うことだってあります。
終盤の10Rあたりからの新井田選手のラッシュは圧巻。
大降りパンチで攻め疲れした金選手を
ロープ際に追い込んで、パンチの雨あられ。
この攻撃に耐えて立ち続ける金選手に、妙に感心してしまったよ。
「ボクサーキャリアでダウンは1回だけ」というのも頷けます。
結局試合は、12Rフルに戦っての判定で新井田選手の勝ち(3-0)。
見事な防衛戦でした。
0コメント