日曜は二本立て─。
日曜・隔週レギュラーの方と合わせて二本のレッスンです。
どちらも午前中で少々眠かったけど、
イイ感じでレッスン出来たんじゃないかな。
一本目は月曜の振り替えで、10時からの30分。
発表会を前に家でも弾いているせいか、タッチがしっかりしてきてますね。
ホントは30分のレッスン時間を目一杯「ぶんぶんぶん」に
使いたい所だけど、なかなかそういう訳にもいかないでしょ?
人間には"飽きる"という要素がありますから。
「ぶんぶんぶん」を弾く時の指の動きは、
ホームポジションで全て間に合いますね。
(ド~ソまでしか使わない)
それならばと、ホームポジションで弾ける曲を
次々に弾いてもらいました。
「チューリップ」の出だしとか、「こぶたぬきつねこ」の出だしetc.。
全く別の曲なのに、すぐに弾けてしまう。
これって気分がイイもんですよ。
僕が「あの曲も弾けるんじゃない?」と言った途端に弾けるんだから、
生徒さんも急に"上手くなった感じ"がするでしょうね。
でもね、レッスン中は"上手くなった感じ"止まりであったとしても、
家で弾く量が自然と増えて、本当に上手くなるんです。
ちなみに「チューリップ」と「こぶたぬ─」は、
リズムが違うだけで使う音は同じです。
同じ音だけど、違う曲。
世の中にはリズムだけが異なる曲だらけ。
僕はどんな曲を聴く時でも、"このフレーズは○○に似てるな"とか
"○○からアイディアを思いついたな"と思いながら聴いてますよ。
ちょうど同じ系統の話題でリンクを貼るBlogの様な感じ‥とでも言いましょうか。
西洋音楽理論ベースの音楽は、たった12個の音しか使わないんだから、
どんなに斬新な曲であろうが、どこかしら似てくるに決まってますよ。
似た曲をかき集めて練習すれば、同じようなテクニックで弾ける訳で。
これって、レパートリーを増やしたい時にもイイんじゃないですか。
二本目のレッスンは11時からの1時間。
バーナムを1曲仕上げてから、もう1曲を初見の題材に。
ヤマハでよくやるような1分間初見をやろうと思いましてね。
曲自体はそう難しいものではなく、
音を階名で読むことに関しては特に問題ナシ。
ただ、リズムの把握がねー…。
4分音符主体のメロディの中に8分音符や2分音符・付点2分音符が混じると、
とたんにリズムがズレるんです。
大人の生徒さんなので正直やりたくなかったんですけど、
メロディのリズムを手拍子で打ってもらう事にしました。
もう格好悪いとか言ってられません!
リズムがとれない方が格好悪い(笑)。
僕の叩くリズムに合う様に手拍子のタイミングを補正してから、
再びピアノでメロディを弾いてもらうと、大分マシになっています。
「音程の把握」と「リズムの把握」という2つの要素。
初見でいきなり弾く為には、この2つの要素を同時にこなす必要があります。
音程は5線に書かれた玉の位置を見ればすぐ分かるけど、
リズムは空間認識の問題だからねー…。
譜面の音符を見ただけでリズムを掴むには、
今日の出来を見た限り、もうちょっと時間がかかるかな。
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