格コラ・どうなる7.6「HERO'S」。
明日は「PRIDE GP 2005 2nd Round(準々決勝)」があるという事で、
本来ならばそちらの話題で一本書こうと思ったのだけれど、
なんだか7/6の「HERO'S」ミドル級トーナメントに問題が発生したようで‥。
PRIDEに関しては明日の試合を見た後にアップするので、
今日は「HERO'S」で格闘コラム。
PRIDEと同じ"ミドル"級という名前こそ付いているものの、
実体はK-1 WORLD MAXのミドル級=つまり70キロ以下の
選手によるトーナメント。
それが「HERO'S ミドル級世界最強王者決定トーナメント開幕戦」であります。
この階級って、PRIDE武士道とかなりかぶってるんですけど…。
まぁそれはさておき、中量級に力を入れるTBSが
大晦日のDynamite!!までの話題をつなぐ為に企画したトーナメントも、
有力選手の相次ぐケガでなかなか思い通りには行かないようです。
K-1 MAXでも活躍する須藤元気が、左ひざじん帯の損傷で欠場。
そして宇野薫も持病の頚椎捻挫の回復が思わしくないという事で欠場。
ハッキリ言ってこの二人が出ないトーナメントなんて、
何の意味もありません。
中量級の優秀な人材の大半がPRIDE武士道に流れてしまっている現状を考えると、
今回の欠場はHERO'Sにとって致命傷になりかねません。
須藤・宇野と山本KID。この3選手頼みのHERO'Sですからね。
─で、24日の記者会見で出た欠場問題に対する対策は、
「シード枠を設けて、須藤・宇野を2回戦から出す」。
えー! これはモロに興行師の発想だよ!
いかにも谷川Pが考えそうなアイディアだ。
ちなみに前田日明スーパーバイザーは
「次回のHERO'Sで須藤・宇野は1,2回戦2試合を戦う」のが
ベストだと考えているみたい。
そりゃぁスポーツとして考えたら、前田の言う事の方が正論でしょう。
"ケガの回復を待って2回戦から‥"なんて言ってたら、
みんな2回戦から出たがるに決まってるじゃん!
あからさまな特別扱いだね、こりゃ。
結局須藤&宇野がいなけりゃTBSのミドル級は成り立たないんでしょ。
さっさと認めちゃえば?
次々に有望な選手が出てくればイイけれど、
修斗の現役チャンプがPRIDE武士道に出るようになってしまったからな~‥。
これからもHERO'Sで中量級を続けようと思うんだったら、
脱・須藤&宇野&KIDですよ。
特定の選手にオンブにダッコでは、
ケガ人が出るたびにシード選手が増えるだけ。
こんな状態でトーナメントだなんて、笑わせるぜ。
(世界最強を決めるらしいですね(笑))
K-1 MAXでも誰かさんをプッシュしまくったりさー、
どうもTBSのやり方は好かん。
根本的な事を言っちゃうとさ、ヒーローを作ろうとしすぎ!
急いではダメなんだよ。
PRIDEだって今日の隆盛だけをみればスゲーって感じだけど、
あの桜庭 vs グレイシー一族の戦いが始まる前はさもない状態でした。
「PRIDE"○"」の番号が一桁の頃は特にね。酷い試合も多かったなー。
会場もガラガラだったし。
"武士道"にしたって、「その七」から中量級にターゲットを絞った事で、
ようやく目指す道が見えてきました。
HERO'Sも、いくら状況がキツかろうが
今は我慢するときなんです。
開催初年度からトーナメントをやらなくったってイイじゃないか。
大晦日は大晦日で、去年の魔裟斗vsKIDのような
試合が見れたら、僕はそれで十分です。
この辺の観る側の心理を興行サイドは分かっているのだろうか…?
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