耳の良い子への教え方。
土曜日がシンドいわー。
午前中から出張レッスンだからね。
隔週とはいえ、コンディショニングが大変です。
まぁ午前4時に寝て、午前9時過ぎに起きたワタクシが悪いのであります。
さすがに今日はDiaryを書き始める時間が早いッス。
もう眠くて仕方が無い。
午後11時台なんていつ以来だろう?
明日も午前中にレッスンがあるので、
早めに書いて寝ようかと‥。
今日のレッスン1本目は、
「右手3連符メロディ」と「左手16分音符フレーズ」を
どうやったら両立させるかがテーマ。
5線に書いて理屈を説明した上で、
あくまでも"手の感覚"で覚えてもらうようにレクチャー。
頭でいくら考えていても出来ませんからね、こういうのは。
何度も弾いてもらって、少しずつタイミングを調整。
ちなみにメトロノームは使っていません。
使ったらさらに混乱しそうなんで。
1時間のレッスンのほとんどを、3連/16分問題に終止。
曲の中で重要な場所には必ず"3連/16分"が登場するので、
今日のうちに解決しておこうと思ってね。
以前にも書いたけど、「キリの良い所まで出来る」のが
僕のレッスンの特徴です。
この特徴は午後のレッスン2本でも同じで、
バーナムなら1つの課題を全部。
曲の場合には8小節くらいの量をその日のうちに出来るようにします。
短いフレーズでも一度完成形まで持っていってしまえば、
自力で練習する気にもなりますよ。
ウチの生徒さんは圧倒的に「耳」派が多いですから、
レッスン中に完成させるスタイルでやらないと、
なかなか曲がスッと通らないんですね。
"ここから先は宿題ね"なんて言ってもダメ。
かえって無茶苦茶になってしまうことも(笑)。
これってモロにヤマハ出身者の特徴なんですけど。
耳で採る能力に長けている分、
わざわざ譜面を読んで弾く気にならないというか‥。
読まなくても聴けば分かるじゃん、みたいな。
僕は小学生までの年代の子なら、
「耳」派で全然OKだと思っています。
最初から譜面で弾くのを目指さなくたってイイんです。
耳で聴いて弾く能力を伸ばせるのは子供の時分だけ。
大人になってからでは、ちょっとね。
耳を鍛える大事な時期に、
"譜読み絶対主義"的教え方をするのは、犯罪に近いと思うよ。
だって、音楽は耳を使ってやるものでしょ?
目じゃないっちゅうの!
まぁ一般的な個人レッスンの先生は、
ほとんどが僕のような育ち方をしてませんから、
このような考え方を理解してもらえないんだけど‥。
でもね、少なくともこの間の発表会を観に来てくれた方ならば、
僕の言っている意味が分かると思うのです。
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