エラーを出し尽くす。
8/13(土)から合宿(河口湖)やら帰省(仙台)で川崎を離れる関係で、
午前~午後の早い時間帯に振り替えレッスンをする事になったんですね。
今日は隔週・土曜にやっているレッスンを振り替え。
午後2時から1時間、日吉で出張レッスンです。
先月から始めた曲の「仕上げ方」を教えます。
毎度書いていてアレですけど、
僕のレッスンの特徴は「練習法を教える」こと。
それもかなり事細かにね。
生徒さんが一日に出来る分量の限界を見極め、
似たようなフレーズをまとめて練習。
微妙に違っている所だけを2小節くらいの短いセンテンスで
繰り返し練習すれば、効率よく覚えられます。
教えていて思うんですけど、
譜読みが遅い人っていうのは、練習効率が良くないんですよ。
楽譜を俯瞰で見れないから、曲の構造が分からないんだな。
ここがAメロで、ここがBメロ…みたいな
見方が出来るようにならないとね。
曲というのは同じパーツを使い回している訳で、
共通する部分だけを取り出して集中的に練習すれば、
短期間で上達しますよ。
ただ頭から終わりまで順番通りに弾いていたって、
なかなか弾けるようにはなりません。
その辺のことを教えるのが僕の仕事であります、ハイ。
日吉で教えた後はウチに戻ります。
午後4時からのレッスンは通常通りあるのでね。
今日からオークションで落札したドラムパッドが
レッスンアイテムに加わりました。
教材のDVDに合わせて叩いてもらったんだけど、
結構楽しそうにやってますね。
リズムは音楽の3要素の中で一番大事なもの。
楽器でも歌でも、打楽器の経験は必要だと思います。
カスタネットや卵形シェイカーもイイけど、
スティックでパッドを叩くのは気持ちが良いですよ!
教えている僕自身が、
マーチのフレーズを叩いて遊んでますから(笑)。
"オモチャ楽器"に分類されるようなものであろうと、
僕の手に掛かれば立派な教材です。
4時~の30分レッスンが終わった後は、再び日吉へ移動。
あのー、"移動"って書いてるのは全部自転車ですよ。
今日は尻手~日吉間を2往復…。
午後6時~のエレクトーンレッスンでは、
ソルフェージュ本とエレクトーンメトードを使用。
いろいろと試行錯誤しましたが、この2冊がベストの組み合わせでしょう。
ソルフェージュのテキストは、初見課題として使います。
「正しいリズム」「正しい音価」「正しい運指」の実現が目的なのでね。
3つの目的のうち、「リズム」と「音価」は
以前と比べてだいぶ良くなってきているので、
今日は「運指」に着目。
運指は計画性がものを言います。
ただ何となく弾いていると、
「小指や親指の連打」といった最悪の指使いになってしまいます。
譜面をパッと見て運指が閃くようになるには
まだ時間がかかるでしょうが、
意識して初見課題をこなしていけば
必ず理想的な運指で弾けるようになりますよ。
ソルフェージュが終わった後は曲のレッスン。
生徒さんは2人ともイイ所まで来ているので、
間違いやすい所を何度も繰り返してエラーを出し尽くします。
人間はミスをするのが当たり前。
曲を手に覚えさせる段階では何度も何度もミスをするもの。
でもねー、ミスするのは悪い事じゃない。
ミスしないと正しいポジションを覚えられません。
何度も弾く中で上手くいったときのイメージを脳に残し、
一晩寝ればちゃんと弾けるようになっていますよ。
もちろん良いイメージが残るくらいに、
一つのフレーズを連続で成功させないと効果が落ちますね。
3回連続で決めるとか。
「3回連続」は僕のレッスンではお約束。
これをやらないと、せっかくレッスンしても
一時記憶で終わってしまいます。
次の週まで頭に残っていてもらわないとホントに困る!
まぁ僕はイイけど、生徒さんの貴重な時間がもったいない。
レッスンでエラーを出し尽くして、
教わった次の日に弾いてみる。
そしてレッスンの前日に再確認。
毎日弾かなくても、せめてこの位はやってほしいね。
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