格コラ・10.8 新日「闘魂創造」
日曜の夜をいかがお過ごしでしょうか?
ワタクシはウチでゆっくり。
少々頭痛がするのもあるんですけど‥。
季節の変わり目は気を付けないとね。
新日・10.8東京ドーム関連の記事や
掲示板(プロレスカフェ&2ちゃんねる)を見つつ、
何とも言いようのないドーム興行に思いを馳せておりました(笑)。
昨日のBlogでは会場からリアルタイムでアップしましたが、
書ききれなかった事は山ほどあるので、ここからは格闘コラム─。
「闘魂創造~NEW CHAPTER~」と銘打って開催された、
新日本・10.8東京ドーム大会。
新日のドーム大会を生で見るのは2度目。
客としては初めてです。
係員バイトの立場で見たのが、95年の新日 vs Uインター。
この時の観客動員は驚異的だったし、
新日/Uインターに分かれて応援するファンはとにかく熱かった!
─あれから10年…(by きみまろ)。
何ですか、この変わり様は! 寂れ過ぎだよ。
今日になって発表された観客動員数は3万8千人。
そんなに入ってたかな~?
外野席は暗幕でしっかりカバー。
照明も暗め。空席がTVに映らないようにとの配慮か。
(休憩中も客電をつけなかった)
アリーナ席もスカスカの配列。
招待客ばかりで、熱気のカケラもない。
普段会場に足を運ばない人々が多いと、
なんかシーンとしちゃいますよね。
まぁ招待客…という点では、僕も招待客(笑)なんで
あまり強く言える訳ではないけど。
ちなみに"懸賞TV"で応募して当たったチケットは「1FスタンドA」。
場所は3塁側11列目。1万円(!)の席です。
こんな席を500組・1000名にバラまいてイイんでしょうか?
2F席はYFCの招待だし、実売の数字を想像しただけで怖いね。
ドーム内では"写真撮影禁止"だったらしいけど、
これはスポンサー対策なのかも。
ガラガラの席がWebで公開されたらヤバイと。
僕はバリバリ撮ってアップしちゃいましたけど‥。スマンのう、新日。
さて、肝心の試合内容はいえば、
これが客席に負けないくらい寒いッス。
まず第1試合で、西村の足4の字固めで
唐突にギブアップしちまった"リキプロ"石井。
おいおい、何だよそれ! ふざけんな!
せっかく長州と藤波が対決だっていうのに、
その終わり方はないよ‥。
第2、第3試合は新日 vs ZERO-1 MAXの対抗戦。
これがまた印象に残らない内容で。
いやね、選手はそれなりに頑張っていたとは思うんです。
でも、何か煮え切らないというか。
急ごしらえの対抗戦なんで、気持ちが入らない。
飯塚のマイクもヘタ過ぎ。場内失笑‥みたいな。
しかも試合終了後の乱闘が長い。
さっさと帰りなさいって感じ。
近くの席にいたZERO-1 MAXのファンらしき人(通称・ゼロ中)は、
それなりにヒートしてたようですけど。
「大谷ー!」「佐々木ー!」と叫んでました。
あと天山のチョップで、いまだにシューとか言ってるんだね。
アホみたい(笑)。
第4試合はIWGP Jr.タッグタイトルマッチ。
僕的には久々にネグロ・カサスを生で見れたので、満足です。
フィニッシュもダブルフォールという、
いかにもルチャ的エンディング。
誰が試合権利を持っていようが関係無い終わりかた。
第5、第6試合はチームJAPAN vs 元WWEの対抗(?)戦
何を対抗するのかが分からない‥。
とりあえず元WWEはガタイがデカイのは分かるけど、試合は面白くない。
中西クンはねー、まぁオモロいっす。
パワー負けしない所がよい。
永田っちは変な声で叫んだあげく、負けてるし。
体格差がありすぎたね。
第7試合はIWGP&NWA Jr.ダブルタイトルマッチ。
4代目タイガー vs ブラックタイガーの一戦です。
休憩後のカードとしては良かったんじゃないかな。
2人ともなかなかイイ仕事をしましたよ。
長州と比べたらよっぽど‥。あっ、失敬(笑)。
だって、前半の試合はグダグダだったんだもん。
多少はマシに見えますよ。
第8試合はメヒコ帰りの中邑・棚橋 vs 川田・安生。
僕はね、この試合が一番のお気に入り。
特に安生選手は最高ですよ!
素晴らしい仕事ぶり。
静まり返ったドームを湧かせたのは、
誰であろう、"アン・ジョー司令官"こと安生洋二のお陰です。
安生がプロレスの上手さでかき回し、
川田の妥協なき蹴り&チョップが中邑・棚橋を圧倒。
これではどちらがドームに凱旋してきたのか分かりません。
完全に持っていかれたぜ、ベテランコンビに。
結果的には、タナがドラゴン・スープレックスで安生を仕留めたけど、
観客にはどちらが勝者かは分かっています。
誰がどう見たって、本当の勝者は安生洋二。
そういえば95年の新日 vs Uインターでは、
長州とやってるんですよね、安生選手。
もう流石としか言いようがありません。素晴らしい!
そして第9試合・IWGPヘビー級タイトルマッチ。
藤田 vs 蝶野 vs ブロック・レスナーの3WAYで行われたこの試合。
もうねー、レスナーの圧勝ですわ。
完全に蝶野&藤田を子供扱い。
仮にもG1覇者とIWGP王者ですよ。
その二人をケチョンケチョンにしてくれちゃってさ。
3WAYとは言っても、実体は
レスナー vs 蝶野&藤田のハンディキャップマッチ。
昔アンドレに若手選手が束になってかかっていったような、
昭和の新日を感じさせる試合。
そうか、それが狙いだったんだ(笑)。
昭和の新日への回帰。これぞ「闘魂創造」。
試合を決めたレスナーのF5二連発は圧巻。
一発目を食らった藤田が場外に転落した所で、蝶野が被弾。
ピクリとも動かず、カウント3。
あちゃー、どうしましょう。
初参戦でいきなりタイトル戴冠。
G1覇者とIWGP王者をまとめて潰しちまった。
次の対戦相手は?
新日の中では誰もいないじゃん。
仕方が無いからサップでもぶつけてみる?
確かにレスナーは凄い。強いよ。
それはよぅ分かった。
でもね、こうもあっさり外部の人間に
ベルトを持っていかれてイイんでしょうか。
しかも、ギャラの面から考えると、
地方巡業には来てくれそうもない。
そのうちWWEにUターンするかも知れないし…。
来年1/4のドーム大会に出てくれない可能性すらありますよ。
そんなレスナーを新日のトップに据えてもねー。
それよりも、日々の巡業の内容をもっと考えなければ。
普段から良質な内容でファンを掴んでおけば、
レスナーのような「飛び道具」に頼る必要はありません。
プロレスリング・ノアに出来て、
新日本に出来ないことは無いと思うんだけど。
Blogにも書いたけど、
もし金を払って見に行くなら、
後楽園ホールのノアを選びますね。
0コメント