今週のレッスン話─其の弐。
火曜から今日までのを一気に書きますね。
火~木は"幼児科"の皆さんをレッスン。
本番で歌う曲が決まったので、歌とピアノを両方教えます。
今回の選曲は少々長めのものが多いから、歌詞を念入りにチェック。
まさかカンペを出して歌う訳にはいきませんからね。
…といいつつも、僕も覚えてないとマズイな~。
弾くことに関しては、それぞれ皆がんばっています。
残りのレッスンが4回しかないので、
教える方としても計画的にやらなければ。
特に木曜日の双子ちゃんは、
僕がアレンジをした譜面を使っているのでね。
責任重大ですよ。間に合わなかったらあっしのせい‥みたいな。
一応ボイシングには相当気をつかったつもりなんですけど。
ボイシングといえば、
三つ子ちゃんの曲もかなり手を入れてあります。
1曲は弾きやすくする為に。
1曲は良いサウンドにする為に。
"弾きやすくする"というのは、「3和音を2和音に変更」の意。
「ドミソ・ドファラ・シファソ」を「ミソ・ファラ・ファソ」に。
手の大きさ的にまだ3和音はキツいから、一音減らす事も必要です。
また"良いサウンド"にするというのは、
原曲のアレンジが「ソ」のみだったので、
Bメロの音を変化させてみました。
あくまでも難易度が上がらないようにアレンジ。
この辺のさじ加減が難しい‥。
11月頭のレッスンで様子を見て、最終的なアレンジを決めます。
本番で楽に弾けなきゃね。
さて今日・金曜はウチでのレッスン。
この所"となりのトトロ"が生徒さんのマイブーム(by みうらじゅん)。
iTunesで「さんぽ」を連続再生。
"あるこー、あるこー"とリクエストされるのでね。
いつも通りハイホーや童謡を歌った後、
「誕生日の歌」の譜面作り。
いやぁね、ここ何度かレッスン中に
"こんげつうまれ‥"と言ってくるんです。
どうやら幼稚園で歌っているんだろうな~‥という事は
分かっていたんですけど、手元の資料にはなかったんですね。
今日のレッスン中、試しに「うた こんげつうまれ」で検索すると、
たった一件だけヒットするではありませんか!
某幼稚園or保育園のHPにつながりまして、
そこには「誕生日の歌」というタイトルの歌が載っています。
歌詞を見ると確かに"こんげつうまれ"で始まっているので、
間違いなくこの曲だろうと。
しかし、楽譜はありません。
カタカナで書かれた階名が書き込まれているだけ。
これは困った。
原曲を知らないのだから、階名だけではねー‥。
でも、そこは"採譜の鬼"のワタクシ。
階名の最後の文字が「ファ」で、シにはご丁寧に「b」が付いています。
もうこれだけでヘ長調だと分かります。
あとは譜割りをどう考えるか。
普通童謡ならばシンコペーションは使わないと仮定し、
歌詞の並び通りに8分音符で5線に書き込んでみました。
すると、曲のアウトラインが浮かび上がってきます。
リズムは「タタタタ・タタタタ・タタタタ・タン・ウン(4分休符)」。
「こんげつ・うまれは・だれかしら」がピッタリハマりました。
試しに生徒さんに歌ってもらうと、僕が書いた通りに歌ってます。
金曜の生徒さんの音感は素晴らしいからね。
きちんとヘ長調で歌っています。
早速譜面作成ソフトでメロ譜を作り、印刷。
アッという間に誕生日の歌の楽譜が出来ちゃいました。
やるねー、俺(笑)。
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