格コラ「亀田興毅 vs ファン・ランダエタ」を斬る!
もちろん8/2ですから、話題はもちろんこれです。
「WBAライトフライ級王座決定戦12R
亀田興毅 vs ファン・ランダエタ」であります。
"asahi.com"の速報では
> 亀田は1回終了間際にランダエタの右フックをあごに受け、
> ダウンを奪われたが、果敢に反撃した。
> 「浪速の闘拳」の異名を持つ亀田3兄弟の長男で人気者の興毅にとって、
> その実力を疑問視する声を封じ込める結果になった。
─‥などと書かれていますが、
ホントにこんな結末でよかったのでしょうか?
「実力を疑問視する声」は封じ込めたかもしれないけれど、
別な疑問が湧き出て来た気が…。
僕はプロレス&格闘技と同様、
長年ボクシングを見て来ていますが、
今日のTBS解説陣の一人である鬼塚勝也氏の
世界タイトルマッチを見たときと同じようなものを感じています。
…それは、『疑惑の判定』。
1992年のvsタノムサク・シスボーベー戦で
判定勝ちを納めてタイトルを獲得するも、
僅差の試合内容に"疑惑の判定"と当時話題に。
もちろん鬼塚氏が悪いんじゃあ無いんです。
試合をした選手は一生懸命やってるんですから、
あくまでもジャッジをした人間の問題。
ただ、中継を担当したTBSと所属先の協栄ジムが
怪しくない…とは言えないかと。(ビミョー)
いやー、当時は「協栄マジック」なんて言われてましたからね~。
巷の話題になるくらい、
ボクシングの素人が見ても「負け」の試合が
「勝ち」になっていたんです。
これは試合をする選手にとっては不幸な事ですよ。
確かにチャンピオンになれば
日本ランカー時代のファイトマネーとは雲泥の差。
王者という名誉も得られます。
しかし、世間的には常に"疑惑の王者"と言われ続けるのです。
これは辛いですよー。
少なくとも試合だけを見れば内容はイイのだから。
それが判定のさじ加減で、ボクサーの価値がねじ曲げられる。
いや、ボクシングそのものの信用が無くなっていきますよね。
‥偶然でしょうか。
今日のタイトルマッチに勝利した亀田興毅選手。
所属は……。
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協栄ジム!
あーー!! やってしまったーーー!!!
またまた疑惑だよー! 具志堅さん怒っちゃうよー!
「負け」を前提に試合後半を解説していた畑山氏もビックリ(笑)。
なんでこの試合が2-1なの?
3-0でしょ? おかしくない?
マズイっすよ、これじゃあ‥。
ボクシングのイメージがますます悪くなるー。
あのー、越本選手の防衛戦を地上波OAしないで、
こんな胡散臭い判定をこれ見よがしにOAして良いのでしょうか?
僕はね、この試合はキチっと『亀田選手の負け』という形で、
ボクシングを初めて観るであろう10代の若いファンの子に
提示するべきではなかったのかな~と思うんです。
純粋に試合内容を見れば、
19歳の、しかも世界初挑戦の選手の試合としては、
素晴らしいものでしたよ。
1Rの終わりでガードが下がった瞬間を打たれて
ダウンした時点で、正直僕は終わったと感じましたが、
そこからの立て直しは立派。
10Rが終わってコーナーに戻ったときの疲れきった顔。
残りのラウンドはもう亀田興毅のボクシングではなかった。
その様子をみて、解説の畑山氏と同様に
"初挑戦でよくやった"モードになっていたら、
判定を聴いてひっくり返りましたよ!
100%亀田ファンの会場の雰囲気を
読んだというか、飲まれたというか…。
今日のジャッジはクソですわ。
ファン・ランダエタに1票を入れたジャッジはエライ!
…っていうか当たり前じゃ!
他の二人は「ジャブ」というパンチを知らないらしい(笑)。
ジャブは相手を撫でてるとでも思ってるんでしょうか?
あ~ら、可愛いわね~‥みたいな。(キモ!)
亀田勝利がリングアナから告げられた後、
ファン・ランダエタが画面から消えたのは何故でしょうね。
彼の運命や、いかに。
ごめんよ、ランダエタ。
他の対戦相手なら良かったのに。
ワタクシ、皆に成り代わってお詫び申し上げます。
ゴメンナチャイ。
あなたの実力は認めます。
今日の解説陣が口を揃えて言ってるじゃないですか。
「巧いね~!」って。
しかしまぁ、なんですね~。
TBSは勇み足だったな。
何も今日無理矢理勝たせなくても良かったのに。
せっかく大晦日に亀田枠を作ったんだからさ、
今日負けても、ランダエタへのリベンジマッチとして
盛り上げることが出来たじゃないか。
年末まで引っ張ってさ、感動の初戴冠なんてカッコいいじゃん。
それがこんな結末では…。
間違いなく8/20の大毅選手の試合も、
そして大晦日に行われるであろう興毅選手の初防衛戦も、
疑惑の目で見られるのは間違いないでしょう。
どうする、TBS? どうする、協栄ジム?
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