体育会系?レッスン。
CBX-K1"XG"を先週に引き続き持ち込み、
QY8とMIDIで繋いでのリズムトレーニングを始めてみました。
3,4歳位の子には、ピアノを弾く事よりも「歌とリズム」が重要です。
QY8の"8ビート"や"サンバ"などの4拍子リズムパターンを鳴らして、
四分音符を手拍子する事から始めます。
何故四分音符かというと、
「テンポに対しての等速感」を身に付けてもらうため。
普段何気なく音楽を聴いてリズムをとってる訳ですが、
意識しなくとも1.2.3.4.と四分音符で刻んでるハズ。
その1.2.3.4.は、間隔が変わる事はありません。
変わったらテンポがおかしくなってしまうのでね。
同じ間隔で手を打つ事を、特別な事だと思う前に教えてしまう──。
これが僕の、というかヤマハ幼児科スタイルのトレーニング。
テンポ通りに手を叩けたら、表打ち・裏打ちのリズムに切り替えます。
大概幼稚園では表打ち(or 4拍全部打ち)しかやらないでしょうから、
幼稚園に通う前に2・4で手を叩く「裏打ち」を教えます。
(ウン・パン・ウン・パンってヤツです)
ここまでは1回のレッスンで出来ますね。
まあ僕は欲張りなので、4分音符系トレーニングが終わった後に
8分音符の混じったリズム・パターンをたくさん叩いてもらいました。
子供は音符が何音符だとか邪念がありませんから、
僕が叩いたリズムをスッと真似してくれますね。
教えるときのポイントは、叩いてないとき──
つまり「休符をオーバーアクションでハッキリみせること」ですかね。
手を叩かないのも1つの動作であると認識してもらう訳です。
今いろんな生徒さんを教えていて思うのですけど、
大人に近い年齢になればなるほど
リズム感を身に付けるのが難しくなります。
年数が経つほどピアノを弾く技術は伸びるのに…。
リズム感というのは勘・感性の部分が多分に占めますから、
譜面を見て曲を弾くようになってからでは遅いんですね。
スポーツ的感覚といいますか、頭で考える時間は極力短くしないと。
もちろん年をとってからでも、子供と同じ様な練習が出来る人なら大丈夫。
そうでなければ救いがないですよね(笑)。
やったらやった分だけ上手くなるのもスポーツ競技と同じです。
上達のスピードに違いがあれど、諦めなければ‥。
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