レッスンと練習は違うのだよ。
もちろん好きで言う訳じゃなくて、あくまでも流れでね。
今言っておかないと取り返しがつかないんじゃないか─と思って。
生徒さんは小学5年生。
僕の中では小学校高学年というと「土台作り」が終わる頃と認識しています。
(主要な和音を理解し、譜面で見て"それなり"に弾ける状態)
譜読みが遅くても、代わりに耳が良ければ全然OKだけど、
見るのも聴くのもダメだとちょっとキビシイかな~。
出来ない理由はいろいろあるんでしょうが、
要はピアノを弾く量が足りない事から、
手も思うように動かないし、音楽的カンも働かないんです。
世の中にはいろいろな習い事がありますけど、
ピアノは「レッスン」。他のは「レッスン+練習」だと思います。
例えば水泳は、家の中では練習出来ません。
プールに行って泳ぎ方を教わり、その場で練習します。
これが「レッスン+練習」。
それに対してピアノは、レッスンで教わった事を「家で練習」します。
現場では教わるだけ。
三味線・落語を師匠から伝授されるのと、やり方は一緒です。
落語の場合は、師匠が話すのをメモする事無く、ただひたすら聴くだけ。
練習に付き合ってはくれません。
三味線もそうですね。1回のレッスンが15分位って言いますし。
ホントはピアノでも同じようにしたいんですよね。
前の週に見本を聴かせて、練習して出来上がったものを
次のレッスンで披露してもらう。
それと基礎練、初見をやって30分ってのが理想です。
来週のレッスンで多少なりとも変わってればイイなー。
もう言って分かる歳なんだから。頼むよ。
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