ピアノは「固定ド」が基本。
今日の三つ子ちゃんレッスンは気持ちも新たに‥といった感じです。
出来るだけ早い時期に一曲マスターさせたい所だけど、
1/25のDiaryでも書いた通り、焦らずじっくり行きますよ。
階名で歌う事こそが、ピアノをマスターする第一歩。
歌った通りに鍵盤を弾けば、楽譜の通りに音が鳴ります。
「歌う→ピアノを弾く」を繰り返すと、
自分で弾いてない音──つまりCDやテレビから流れる音に対しても、
「ド・レ・ミ」がハッキリ感じられる様になります。
この訓練をやるかやらないかが、後の"音楽する能力"を
決定付けてしまうといっても過言ではありません。
ピアノで音楽を始めた人は、
『ド=ハ=C』の図式になっているハズ。(読みは伊・日・英の順)
ところがギターからスタートした人は、『ハ=C』であっても
必ずしも「ド」とイコールでは無いんです。
これは「固定ド唱法」と「移動ド唱法」の違いによるもの。
よくギターやベースの人は、
チューニングをするときに「Aの音」と言いますが、
決して「ラの音」とは言いませんね。
何故言わないのか?
それは「ラの音」が音の名前ではなく
「7番目の音」を意味しているから。
ドが1番で、そこから7つ上だから"ラ"。
この考え方が「移動ド」です。
では、ピアノの人はどうでしょう?
ラの音を表現したい時は、そのまま「ラの音」と言いますよね。
『ラ=イ=A』の図式。 これが「固定ド」です。
クラシックの教本を使う事が多いピアノの世界では、
楽譜を見て弾く事がスタンダード。
だから、音符の名前通りに言うのが普通なんです。
反対にコード譜主体で、音符を使わずに弾くギター/ベースの人達は、
「固定ド」で音を表現する必要がありません。
曲のキーがFだったら、Fをドと読む。
曲のキーがAだったら、Aをドと読む。
このやり方は合唱と同じです。 何調でもドレミで歌う‥みたいな。
世の中の大半を占める「音楽する手段」と違い、
ピアノ・オルガン等の鍵盤楽器は、
「固定ド」を使う特殊な部類と言えるでしょう。
ピアノをマスターする為には、
「固定ド」読みで音を感じることが必要です。
感じた音の名前と鍵盤の場所が一致するまで、
繰り返し訓練する事こそが、上達の近道ですね。
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