編曲・再び。
非常にシンドイ思いをしましてね。
前回の轍を踏まない様に、
明日の土曜レッスン向けのアレンジは今日済ませる事に。
本日はELTのソラアイをアレンジ。
元々市販譜を使う予定だったんだけど、
先週生徒さんが買ってきた譜面を見た所、あまりにも弾きづらい。
何て言うのかな、ピアノで弾く為のアレンジになってないんだよね。
出版社はどこかは書きませんけど、右手のメロディを
ボーカルの音域に限定してアレンジしているから、
左手へのしわ寄せが来まくり!
(CDでは歌の音域とギターの音域がモロにかぶってます)
弾きづらいわ、面白くないわで、どうしようもありません。
前回のレッスンで譜面のコピーをもらってきたんだけど、
参考にしようが無いので、原曲を聴いてアレンジ。
これって先週と同じパターンですね‥。
編曲を始める前に、メロディを弾く場所を決める。
・A&A'メロをボーカルと同じ音域で。
・Bメロとサビはオクターブ上にUP。
Aメロはともかく、中盤から後半を高い音域にしないと、
左手のバッキングアレンジが出来ません。
突然の右手移動に違和感はあるけれど、
生徒さんの弾くレベルを考えれば、仕方がありません。
「右手→メロディ」「左手→バッキング」という感じに
ハッキリ分かれたアレンジをしないと。
ただ、あんまり簡単にしちゃっても、
小6の生徒さん用には相応しくない。
この微妙なレベル設定に延々悩まされる事に…。
何度もいろいろなアレンジで弾いては、
考えを巡らせます。
時間にして2時間程‥。
その間、メモは一切とりません。
書くよりも、Macに直で入力した方が早いからね。
とりあえず右手パート「A&A'」をRec。
データを譜面として見れる状態に均す(ならす)。
次に左手のフレーズをRec。
プレイバックして、音数が多い所は削る。
なるべくシンプルなアレンジを心がけます。
そして右手メロディの中でハモらせたい所に、
マウスを使って音を重ねる。
あえて自分の手で弾かないのがポイント。
譜面の並びを見て、初見で読みやすい様にボイシング。
鳴っている音よりも弾きやすさを優先します。
自分が弾くのとは違うからね。
いくらイイ音でも難易度が高くなっちゃうと、
発表会に間に合いませんよ(笑)。
だいたい納得出来る所まで来たら、Bメロとサビの作業に入ります。
Aメロは押さえ気味だった左手バッキングを、アルペジオで華やかに。
アレンジの手順はAメロの時と同じ。
全体が出来上がり、細かい所をチェックして
市販譜並みの譜面レイアウトに仕上げます。
レーザープリンタで出力した頃には、
作業時間は約4時間経っていました。
いやぁ、疲れましたよ。
でも採譜じゃなくて編曲だから、
やっててストレスが溜まるという感じでは無いね。
譜面は出来たから、後はレッスンで弾ける様にするだけです。
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