エレクトーンレッスンのコツ。
ウチでのレッスンでは、発表会の曲決めを。
さすがに今の段階で決まってないとマズイ。
ぜひ本番では両手で弾いて欲しいからね。
しっかりした子ですから、曲さえ決めてしまえば
きっと出来るようになりますよ。
先週約束した新しいテキストも渡した事だし、
「うたあそび」の曲と共に歌を多めにレッスンしましょう。
弾く曲がしばらく同じものだから、歌で新鮮さを保たないと。
自宅レッスンが終わった後は、日吉へ出張です。
毎度マニアック系の(笑)エレクトーンレッスンですが、
今日はバーナムよりも曲のレッスンを多めにしてみました。
僕がレッスンで使っている曲集は、
表紙こそ"エレクトーン"となっているけれど、実体はオルガン曲集です。
エレクトーンの自動伴奏機能に頼る事なく、
右手・左手・左足のマニュアルプレイで
演奏出来る所に惹かれて、思わず衝動買いしたものです。
現在レッスンしている曲は「野ばら」です。
中学の音楽で必ず原語で歌う、アレですよ。
これがまた無駄のないアレンジで、なかなかイイんです。
左手のコードの内声の動きが秀逸。
この曲は何度かレッスンしてきたので、譜読み自体はまぁ出来ている感じ。
ただ、止まる所がだいたい同じなんですね。
止まる原因はただ一つ。
「弾く前の準備」です。
昨日のレッスンと全く同じ。
"準備"の練習をしないままに弾いていても、
そうそう上手くなるものではございません。
特にエレクトーンは、ピアノよりも一つパートが多いですからね。
右手・左手・左足の準備がテンポ通りに出来て、はじめて"弾けた"と言えます。
エレクトーンで準備する時のポイントは、
「右手・左手・左足の3パートを別々に考えない」です。
3パートに分かれているとはいっても、それは単に一つの和音を分担してるだけ。
3段譜として書かれていても、「足・左手・右手」の順番で音の名前を読んで行けば、
おのずと目の前に和音が浮かび上がってくるハズ。
ピアノで弾く時もそうですが、エレクトーンやオルガンでは
「縦方向」の譜読み&弾く準備を徹底する必要があります。
今日はそれを分かってもらう為に、
あえて2小節単位の最小フレーズでレッスンしました。
やってみると、その効果はハッキリ表れますね。
もともとヤマハ育ちなだけに、縦軸を意識するのは自然な事。
ただ「足・左手・右手」の3パートにまたがった
頭の使い方をしてなかっただけ。
縦軸と横軸。
これを教えるのが、僕のレッスンのポイントです。
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