2日分のLesson Diary。
今晩は昨日よりさらに早く、午前0時半から書き始めています。
昨日はXP50ネタを書いてしまったので、
レッスン話を書かずに終わってしまいました。
ちょっとDiaryが長すぎってのあるのでね。
全然書かないってのも何ですから、今日の分で記しておきます。
水曜日の自宅レッスンでは、Logic Expressが大いに役立ちました。
例の「弾いた通りに譜面になる」ってヤツで。
バーナムピアノテクニックには"深呼吸"という
タイトルの課題があるんですけど、
小学生ならともかく、幼稚園児にはなかなか難しいんですね。
"深呼吸"というタイトルが付く位だから、
白玉をタップリと長く保たなければなりません。
ところが、2分音符と全音符の長さがよく分からないみたいで‥。
次の動きを考えてしまうから、つい飛び込んでしまうんだな~。
一応4分音符はリンゴ1個。2分音符は2個、
全音符は4個と教えているンだけど、なかなかイメージが掴めない。
そんな時に役立つのがLogic Express。
クリックに合わせて録音して、画面に表れた音符と
バーナムの譜面とを照らし合わせます。
テキストと同じ譜ヅラになっていたら正解。
これなら分かりやすい!
最初は良く分かっていなかった生徒さんも、
一度僕が見本として弾いて「本と同じになったでしょ?」と言うと、
きちんと理解してくれたようです。
何度か録音するうち、"深呼吸"のエンディング
「2分音符・2分音符・全音符」のフレーズ(Cのコード)が、
楽譜通りにiMacに表示されています。
この出来なら合格だ!
音楽は鳴っている音の弾き方を教えるより、
休符や間を教える方がよっぽど難しい。
見えないものを教える時、Macがあるととても助かります。
ウチでのレッスンの後は、午後6時からの出張レッスン。
ブルグミューラーの14番"シュタイヤー舞曲"を教えます。
先週のレッスンでやったAメロ8小節をおさらいした後、
今日の本題である"転調したBメロ"をチェック。
Aメロと違って左の弾く範囲が広いから、
つい気を取られてしまうね。
オクターブで飛ぶバッキングをキープしながら
メロを練習するのは、最初の段階でやる事じゃない。
左手はシミソ(Em)とシファ#ラ(B7)のコードを延ばす事に専念させ、
メロディに集中出来るようにして、何度も弾いてみます。
だんだん慣れてくると、左手のコードチェンジと右手フレーズとの
関係を感じながら弾けるようになってきます。
これが出来るようになってから、はじめて譜面通りの練習に入ります。
いきなり譜面通りにさらってもなかなか思うように弾けない時は、
曲の構成要素を分解して練習するに限りますよ、ハイ。
ただ、このやり方は師匠についていないと難しいかも。
自分で楽曲分析して練習メニューを組み立てるのは大変です。
まぁ自分で出来るようになったら、もう師匠はいらないね(笑)。
それとレッスンしていて驚かされたのは、
14番のレッスンが終わったあとに、
自分でものにしたアラベスクを弾いてくれた事。
左手の筋力がまだ足りないせいか、
若干もたつくフレーズがあるにせよ、
自力で譜読みして完奏したのはスゴイ!
ブルグミューラーはイイ楽曲がたっぷり入ってますからね。
バイエルとかツェルニーなんか弾いてるよりも、
テクニックと音楽的感性が同時に育ちますよ。
ちなみに僕は、バイエルもツェルニーもやった事がない(笑)。
だって必要なかったんだもん。
特にバイエルは目の敵にしてたから。
さて、昨日のレッスン話はこの位にして(って長いよ!)、
今日の話題を。
出張レッスン1本目は双子ちゃんです。
ちょうど今日は七夕という事で、"たなばたさま"でレッスン。
曲を覚えてもらうのに一工夫。
最初に前半4小節(2/4拍子)を僕が弾いて、その後双子ちゃんと3人でローテーション。
間違えようが止まろうが関係なし。
次々に弾いていきます。
多少遊びの要素があった方がイイ。
新曲を覚える時は特にね。
幼稚園でやったばかりの曲をレッスンに取り入れると、
ピアノを弾く事と普段の生活につながりが出てきます。
これが狙いだったりするんですけど‥。
メロディを弾いたら、今度は5線譜に書いてみます。
双子ちゃんは同じ学年の子と比べると譜読みが早いので、
その能力を伸ばそうと思ってね。
自分で譜面を書くと、どの線を基準に棒が上向き/下向きかを
きちんと理解出来ます。
また音符の棒の長さの決め方を教えると、
オクタ-ブ上/下の同音の位置が分かるようになります。
バランス良く書かれた市販の譜面は、
様々な記譜のルールを守った上で書かれているから、見やすいんですね。
自分で正しい譜面が書けるようになると、
市販譜の譜読みのスピードがより一層向上していきます。
双子ちゃんのレッスンの後は、もう1本。
小学6年の子のレッスンです。
この生徒さんはある意味「師匠にもっとも似ている」ンじゃないかな。
幼少からのレッスン・練習の積み重ねで、
聴音の能力がとても高いレベルにあります。
ここのレッスンでは発表会でやったような「ネタ」を披露する事が多いんですが、
今日はジャニーズの曲を生徒さんに披露されちゃったよ。
まだ右手だけなんですが、ちゃんと原曲の調で弾いてます。
メロディさえ採れれば、そこからコードを導き出すのは簡単。
ある程度コ-ド進行のパターンを当てはめれば成り立つし。
ベ-スラインも自力で採れるようになれば完璧。
以前はあまり得意ではなかった譜読み(初見)も、
「弾くソルフェージュ」を沢山やることで克服しつつあります。
若干リズム把握には問題が無いとは言えないけど(笑)、
今日のレッスンでいろいろと教えたので、
そのうち改善されるでしょう。
経験を積んでいけば大丈夫。
あ~、なんか今日もメッチャ長くなってしまいました。
「格コラ・HERO'S 2005雑感」は別枠でお送りします。
それでは、また。
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