目よりも耳ありき。
日付は9/2になってしまいましたが、9/1のDiaryを書いてみますね。
時の経つのは早いもので、もう9月に突入であります。
先月は月の半分しかDiaryを書かなかったので、
毎日チェックしてくれていた方には申し訳なかったですけど、
今月は出来るだけ書いていこうと思っています。
まぁ毎日というのは難しいけどね。
今日なんかも正直言えばアップをするのがキツい日程。
空いているのは午前中だけで、午後は出張レッスン。
ウチに帰ってゆっくりしていると、あっという間に午前0時。
どうやったって風呂に入って寝るだけ…みたいな流れになりますよ。
6月後半から7月までの「毎日更新」は、
身体に相当負担をかけていたな~…と今になって思います。
いつも午前2時とか3時。
ひどいときには4時~夜明け前の時間帯に書いていた事も‥。
毎日が時差ボケ状態。
8月のカレッヂOB合宿は、そんな無理をしている状況を
見つめ直すキッカケになりました。
採譜・譜面制作をせずに1プレイヤーとして参加するうちに、
長々とBlogを書くよりも"音楽家"に専念したほうが、
今後の為にはイイんじゃないかと─。
合宿地である河口湖の環境が良かったから‥ってのもあるんだけど、
たとえ本拠地の尻手であろうが、自分次第でどうにでもなるんですよね。
今日はあくまでも「特例」として午前2時から書き始めてますが、
明日からは「時間がとれないときは無理して書かない」という
スタンスでやっていく所存でございます。
えー、なんか所信表明みたいな文章で終わるのも何ですから、
9/1のレッスンネタをチョロっと書きますね。
木曜出張レッスンの1本目は双子ちゃん。
2人とも発表会でミッキマウスマーチを弾きたいという事で、
今日は両手練習の第一弾。
僕が編曲した左手フレーズの出だしをレッスン。
右手で細かい音のメロディを弾きながら、左手でコードを弾く。
これが意外と難しいんだな~。
アレンジ的には「ファファファファ・ファファファファ」のメロディに対して、
左手コードを各小節の頭で打つだけなんですけどね‥。
頭では分かっていても、つい右手につられて沢山弾いてしまう…みたいな。
これは子供でも大人でも、ピアノのキャリアが浅いうちはよくある事。
そんなときの処方箋はこれ。
『右手の細かいフレーズにつられないように、
コードを白玉に変更して「じっとしている」練習をくりかえす』です。
小節頭のアタックを揃える事のみに専念し、
手の使い方を身体が覚えてくれるまで続けます。
これが出来るようになってから、
はじめて「手をはなす→スタッカート」練習を始められます。
今日はきちんと段階を踏んで練習してもらったので、
曲の出だしはマスター出来ました。
念のため電子ピアノにつないだレコーダで録音してきたので、
もし忘れてしまっても大丈夫でしょう。
双子ちゃんレッスンが終わった後は、日吉に移動。
2本目のレッスンはピアノソナタ"月光"です。
前にも書いたけど、この曲を難しいと思った事は一度もありません。
一応「ソナタ」という分類ではありますけど、
特別なテクニックが必要って事もないし‥。
僕が考える"月光"を弾く条件はこれ。
「手が大きい事」「シャープが多い譜面を苦にしない」
この2つだけです。
普通にアルペジオが出来て、オクターブ+1→9度離れた音を
掴める手の大きささえあれば大丈夫。
日吉でレッスンしている生徒さんは、小学6年。
手の大きさは僕とほぼ同じだし、
耳が良いのでシャープが多い譜面も大丈夫(っていうか読まなくても音で記憶)。
今日教えた所は、シャープが4つあるせいで
譜読みしづらく惑わされやすい場所です。
でも、耳が良い事を生かして「3度ハモリ」を意識させる事で、
徐々に音が頭に入っていった様です。
目だけに頼ったら難しかったかも知れないけど、
長3度・短3度を聴き分ける事でフレーズの流れを覚えやすくなったみたい。
やっぱり音楽家には、絶対音感よりも相対音感が大事だね。
長3度ならば、長調のスケール。
短3度ならば、短調のスケール。
ハモリをキャッチ出来れば、選択すべきスケールが見えてきます。
使うスケールが決まれば、メロディのシャープ/フラットを間違うハズが無い!
絶対音感は幼少からの訓練が必要ですが、
相対音感ならある程度年齢を重ねても大丈夫。
初見能力を鍛えるのもイイけど、音感を鍛えるのも忘れずにね。
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