5線マグネットを導入。
今日のレッスンで早速5線マグネットを導入してみました。
ターゲットは双子ちゃん。
ちょうど誕生日を迎えたばかりだったので、
プレゼントということにしておきましたよ。
使ってみた感じはですね、
音符カードよりも応用範囲が広いな‥と。
「今弾いた音の場所はどこかな?」と質問して
5線での位置を示してもらったり、
それとは逆に「マグネットを置いた所の音程は?」
なんて聞き方もしたりします。
特に「ドレミファソ」と音階を並べてもらうのは、
読みの強化に効果的。
最初は何でもイイから並べてもらって、
出来上がった通りに僕が弾きます。
すると、音が変な部分がすぐに分かります。
この時、あまり細かく教えないのがポイント。
ある程度の試行錯誤をしてもらわないと、意味がないんだなー。
何回かトライするうち、双子ちゃん自ら
5線の「線」と「間」の関係に気付いたみたい。
ト音記号での「ドレミファソ」が出来た所で、
今度はヘ音の音階に挑戦。
低いドに慣れてもらう為に、バーナム・ミニブックの
グループ3-1をちょっと弾いてみます。
丁度真ん中のドから低いドにオクターブ移動する所があるのでね。
バーナムを弾いておけば、低いドの音符が頭に残るハズ。
ピアノを弾いて下地を作った所で、マグネットで音階並べ。
並べる事自体はト音でやっていたから、
最初の音さえ分かればスムーズ。
一応ヘ音記号の"ヘ"の意味とか、
2つの点から導きだす「ファの探し方」は教えておきましたが、
僕的にはあんまり重要だとは思ってないんです。
だって、僕はヘ音の楽譜を読む時、
わざわざファの音から数えたりしませんよ。
それよりも、オクターブ違いのドの位置を覚えたほうが、
よっぽど役に立つと思います。
はい、ここからは今日のポイント。
ピアノを少しでもやったことのある方なら分かってもらえるかな?
あのー、5線の読み方で重要なのは、
いちいち数えたりせずに、
「絶対的な」ポジションを覚えることなんです。
特にピアノ弾きにとっては、
5線というよりも「15線」で覚える事が大切です。
15線の内訳は以下の通り。
ピアノで使う大譜表は、ト音とヘ音で「10線」。
それに真ん中のドの為に引く線=1本。
さらに真ん中のドから2オクターブ上の高いドを表す線=2本
同様に真ん中のドから2オクターブ下の低いドを表す線=2本
合わせて15本。
この15本の「線」と14カ所の「間」。
数だけみればとても多く感じられますが、
音域的には僅か4オクターブ。
この位はスラスラ読めなくては。
初見が苦手な方。
もう5線を数えるのはやめて、
「15線」の考え方に変えてみては?
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