「K-1 WORLD MAX」とレッスンネタ。
ほぼ日で告知していた
「第2日本テレビLive中継」を見つつ、Blogを書いています。
地上波でOA後に"続きはWeb"ってのは面白いね。
ウチもそろそろ光に変えた方がイイのかな?
一応ブロードバンドだけど、
あまり速度の出ないADSLなのでね。
今日は格闘コラムから始めて、
後半でレッスンネタに持って行こうかと思っております。
では、まずは格コラから─。
12日(水)に行われた「K-1 WORLD MAX 世界王者対抗戦」。
ワタクシが好きな武田幸三選手が衝撃的なKOで敗れてしまい、
見ていてブルーになってしまったなー。
1Rはローキックで完全に主導権を握っていただけに、残念でなりません。
ウーン…、K-1ではなかなか本領発揮出来ないですよね。
本領発揮出来ない─と言えば、初参戦のボクサー2人。
この人達はきちんと準備をしてきたのでしょうか?
ハッキリ言って、甘いですよ。
ローキック対策が何にも出来てないんだから。
鈴木悟選手は裸足で出てきて、
自らローを蹴ってるからまぁイイとして、
大東選手はどうなんでしょ?
ボクシングシューズを履いて出てきたら、
足を蹴って下さいと言っているのと一緒。
ボクシングをそのままやって勝てる世界だと思ったのかな?
…だとしたら、甘い!
10年以上キックの世界にいる武田選手でさえ、
アンディ・サワーとの対戦に備えて
ボクシング流の防御技術を練習していたのだから。
キックの世界を極めた男が、
K-1のリングで必要だと思った事を学び、
ムエタイ流とミックスしていく。
この武田幸三的やり方は、
鈴木・大東両選手にこそ必要な事。
新たな世界でやっていこうとするのならば、
あの程度の準備・K-1対策ではダメでしょう。
せっかくボクシングの技術を持っているのに、
ローキックの防御・捌き方を知らないが為に損をする。
こんなK-1デビュー戦じゃあ勿体ない。
K-1のリングには様々な経歴のボクサーが上がってますけど、
まともに戦えた人間は1人もいません。
参戦した選手がロートルばかり…というのも
通用しない原因だけれど、
根本的な理由はただ一つ。
「K-1で必要な技術を持たないままリングに上がるから」
・ボクサー上がりの選手自身は"vs キック"の練習法を知らない。
・とりあえず自分のパンチが強いから、何とかなるだろう。
・ボクサーから見れば、K-1選手はパンチが下手なんだから。
まわりにブレインがいれば、もうちょっと
良い試合になるのに…って選手は沢山いましたよ。
マイケル・ラーマとか(笑)。
今回デビューしたボクサー2人は、
前例を覆すような選手になれるんですかね~?
次戦で全てが分かります。
勝っても負けても、可能性が見えたらOK。
…で、ここからはレッスンネタ。
K-1に参戦する「自分のパンチが強いから、何とかなる」的
ボクサーを見て思うのは、
コーチングする人間がとても重要だな‥という事なんです。
「○○の世界ではこんな技術が必要なんですよ」
「技術をマスターする為にはこんな練習をするんですよ」
この2つをきちんと教えられる人間は、
とっても優秀なコーチだと思います。
僕がピアノを教える時、この2つの事柄を常に意識しています。
つまらない基礎練にもやる理由はある─とか、
最小単位での繰り返し練習が、曲マスターの道である─という具合に。
特に曲練習の方法を伝えていく作業こそが、僕のレッスンなんですね。
「1曲1曲を弾けるようにする事が目的ではない」
「弾きたいものをすぐ弾ける」
「弾くことで苦労しないレベルの手・目をつくる」
僕の弟子ならば、皆この3つの事柄を達成させたいな。
今日のレッスンは双子ちゃんと小6の子でしたけど、
どちらのレッスンでも弾き方を教えつつ、
尚かつ練習法も教える‥という感じ。
「何回繰り返し弾けば、人はやっと覚える事が出来る」というのを、
レッスンで実践していく。それが僕のやり方。
"繰り返し"が当たり前になるまで、ずっと続けて行きますよ。
双子ちゃんは6歳になったばかりなので、
今練習のクセ付けをしておけば安心です。
小6の生徒さんは、練習のクセ付けよりも
「初見の強化」を主体にレッスンしてます。
まぁこちらも「目・頭の使い方」を教えているので、
練習法を教えるという意味では同じですかね。
0コメント